岐阜和傘専門店 中村屋傘店
浪漫蛇の目傘

和傘は岐阜の誇る伝統産業製品です。
令和4年 1月18日更新
ご来店数 名様今日

蛇の目傘が芸術的な美しさを持っているのは、世界の実用工芸品が芸術的な美を持っているのと同じように、多分、雨の多いこの日本の歴史のなかで、実用品として生まれ、育ってきたからなのでしょう。
その昔、蛇の目傘は履物屋さん・傘屋さんで売っているのもでした。
現代では着物を着る際の、雨のために傘を用意しようにも傘屋さんにも履物屋さんにも和傘は売っていません。
もちろん着物を扱っている呉服屋さんでも売ってはいません。
その代わり、現代では世界に広がるインターネットがあります。
中村屋傘店では、今では身近に売られていない本物の和傘を専門で販売しているお店です。蛇の目傘、番傘、舞傘、和日傘 など様々な和傘を通販でご購入することができます。生産地直送の本物の岐阜和傘 浪漫蛇の目傘 着物を着る、着ないに関わらず、和傘が必要になった時には是非
とも当店-中村屋傘店-浪漫蛇の目傘をご利用ください。
岐阜和傘とは岐阜県岐阜市の加納(かのう)と呼ばれる岐阜駅から南の周辺を中心に生産されている和傘の事です。 その歴史は古く380年前から始まり、最盛期には年間1500万本もの数が作られていました。
加納では様々な種類の傘が作られていましたが特に細身で上等な蛇の目傘が作られその名は全国に知られていました。
昔は町の中には何軒も仕上げの傘干し場があり、晴れた日にはたくさんの傘を天日干しする風景が見られました。
残念な事に今ではそういった風景はほとんど見ることが出来なくなりましたが、全国に多くの和傘を作り届けている希少な地域として頑張っています。
販売商品一覧
(表示価格はすべて消費税込みの価格です。)2022年 価格改定いたしました。
たくさんの部材がつかわれる和傘ですが、この度仕入れ部材の価格改定がありました。
それにともない当店でも販売する傘の価格も改定させて頂くとことなりました。
なお、価格改定の後ホームページの表記に反映されず旧価格のままのページがあるかも知れませんが改訂後の価格はご注文の都度ご連絡差し上げますのでどうぞご容赦願います。
そのためすぐにお届け出来る在庫はございませんのですべてご注文頂いてからの製作となっております。
特に番傘系の傘は納期が長くかかります。
お届けまでに三ヶ月ほどお待ちいただくことになりますがご了承願います。
価格改定のお知らせ
誠に勝手ながら価格改定いたしました。
新規ご注文から新価格へと変更とさせて頂きます。
今後も岐阜和傘をお届けし続けるためにも、何卒ご理解とご了承及び応援をお願い致します。
自分で作る岐阜和傘 体験コース



・蛇の目傘(骨数44本)
・番傘
・小番傘
等から選んだ傘を つなぎ 張り、かがり などの工程を体験して自分だけの使える和傘を作ることが出来ます。
日程は延べ3~4日、数回に分けて行いますが、最後のかがりの前には漆と油の仕上げを行いますので完成までには一ヶ月ほど掛かります。
選んだ傘によって構成(仕様)は変わりますがある程度はご希望にあわせてカスタマイズ出来出来ます。
そのほかミニ傘の紙張りも体験することが出来ます。
ご希望によっては”ロクロから作るミニ和傘作り講座”もできます。
写真はその時の作品です。
この講座では木工旋盤を使用してロクロを作ったり骨を削って作ってつなぎをする、など通常の和傘作り体験講座では得られない体験が出来ます。
(中村屋傘店の和傘作り体験講座も普通ではない講座なのですが)
使用する道具、工具類は
木工旋盤、レーザー加工機、鉈、小刀等の刃物、などを使用します。
ケガなどには注意が必要です。
期間は延べ3日 価格は35,000円からとなります。今年の年明けには ロクロから作るミニ和傘作り講座を開催致しました。写真はその時の作品です



日傘
屋外では季節を通して紫外線が気になる昨今ですが、そんな外出時にお勧めするのが日傘です。
和傘で日傘に使える製品は現代でも販売されていますが、大抵は踊り傘を流用して作られています。
踊り傘というのは日本舞踊やよさこいで使われる製品で雨傘に比べて小振りな物が多く、 柄が長いと言う特徴が有ります。紙には鮮やかな模様が入っている物が多いので、最近では日傘の用途にも選ばれているのです。
ただ、長い柄もそれで良いのですがたたんでの持ち運びには少し気になる所。
コンパクトにする為に柄が分割出来る継ぎ柄という物も有りますが、部品が増えるので少し煩わしいと感じる事もあります。
ところで大正から昭和にかけて作られていた日傘には、全長が短くて手元には太いハンドルを付けた製品がありました。
職人の人数が少なくなり専用部材に対応出来ない近年では作る事が出来なく成りましたが手軽に持ち出せて扱いやすいオシャレな日傘なのです。
中村屋傘店では和傘が今よりも一般的だった時代によく使われていたこのスタイルの日傘をイメージして新しく日傘を製作いたしました。。
要となる傘ロクロは工房月夜観堂で製作しています。
骨数は40本 もちろん骨もそれに合わせて製作しています。
フルオーダー製品ですので価格は44,000円からとなりますが、日傘をお求めのお客様には是非お勧め致します。
ご注文は工房まで直接お問合せ下さい。
日傘 直径860mm ( 骨は尺4寸)
柄の先から手元の下まで 610mm
ちなみに下の写真の日傘では透かしの手漉き和紙の袋貼りですので60,500円となっております。
蛇の目傘 蛇の目傘についてはこちらへ
蛇の目傘とはいろいろな種類のある和傘の中では比較的細身で飾り糸を施した装飾のある雨傘を指します。
細身であるため女性用と見られがちではありますが、男性・女性どちらでもお使いいただけます。
もちろん和紙は油で防水処理がしてありるれっきとした実用品です。
安心してお使い下さい。

藤渦 切り接ぎ模様 73,700円
骨数48本 骨の長さは尺九寸五分。
切り継ぎの技法で藤の花の模様があしらわれている
古典的な岐阜の蛇の目傘です。

無地紙蛇の目傘 33,000円
柄(がら=模様)の無いスタンダードな蛇の目傘 どこでも安心して使えます。
和紙は機械漉きの物を使用しています。
お色は ●紅・●オレンジ・●紫 などです。
中張り蛇の目傘 38,500円
蛇の目傘と言えばこの白抜きの輪の模様です。近頃は無地も人気ですが、やはりこの中張が本式です。
お色は ●紅・●オレンジ・●紫 などです。
新プロジェクト発動
大きな傘が欲しいというお問合せを何度か頂いています。主にお寺や神職の方などですが。
ご要望にお応えして大きな傘を製造いたします。 和傘はちょっと変わった物を作るだけでも色々部品を作ったり 当然準備費用も必要に成ります。 クラウドファンディングでは有りませんが 製造方法を考えたりする必要がありますのである程度の需要見込みが在ると助かります。 そんな訳で5本を先行割引価格にて予約受付いたします。
限定割引価格予価 55,000円(税込み)
骨の長さは2尺1寸
直径 およそ1メートル25センチ
骨数 48本 高さ 85センチ
黒竹の柄竹 雨傘です。
通常の番傘との比較
番傘は尺9寸と言う大きさ、ロクロが在ったり傾斜していたりで傘の直径は単純に骨の長さの倍には成りません。 半径は6センチ程、直径では12cm大きくなります。 一見しても一回り大きくなります。 重量はまだ確認していませんがちょっと重くなります。 昔なら様々なサイズの傘が作られていましたが現代ではサイズも種類も限定的になってしまいました。 大きな傘を作るのはとても大変なのです。 お気軽にお問合せ下さい。
番傘
日用品の雨傘の中でも太いくて装飾の少ないシンプルな和傘を番傘と呼びます。
骨や胴回り、柄竹も太いため見た目的に男性に好まれますが、太い柄竹は握りやすいので女性でも楽にお使いいただけます。
番傘は基本的には蛇の目傘とは違いかがり糸や模様などの装飾はほとんどありません。
色番傘や番蛇の目を除き紙の色は白となっています。

新デザインの番傘 令和モデル - 凜 40,700円
新しい時代 令和を迎えました。
それを記念して新しいデザインの番傘が生まれました。
小骨に入れた節がワンポイント。
中村屋傘店だけで手に入れられる一本です。

別誂え 番蛇の目傘-美濃 41,800円
ユネスコの無形文化遺産にも登録された本美濃和紙の産地、美濃で作られた和紙を張った番蛇の目傘です。
別誂えの和紙ですので数量限定商品です。
(写真はイメージです)

番傘 31,900円
番傘は何種類か有りますが単純に”番傘”と呼ばれる傘の紙の色は白のみです。
柄竹は白竹です。

月夜見番傘 37,400円
スタイルは番傘ですが、柄竹に四国の黒竹を奢った別誂えです。
白竹に比べてシットリとした手触り、少し太めの竹を選んでいますので持ちやすく、また高級感もあります。

番蛇の目傘 41,800円
蛇の目模様の番傘です。
今ではあまり作られなくなりましたが古風で存在感も有る人気の傘。
漆の仕上げは希少な朱胴です。
寿傘

寿傘 24,750円
寿ミニ傘セット 26,481円
結婚式や披露宴、二次会などでご用命いただいています。
相合い傘や寄せ書きなどにどうぞ。
和傘専用傘袋 詳しくはこちらに
和傘を持ち運ぶために作られた中村屋傘店オリジナルの傘袋です。
蛇の目傘と番傘では傘のサイズが違いますので生地と柄及びサイズによって別の価格設定がある場合があります。
展示用スタンド 詳しくはこちらに

和傘を簡単に設置できる中村屋傘店オリジナル展示台
和傘を飾るときに便利な和傘専用スタンドです。
インテリアとして飾る、だけで無く使った後に乾かす時にも便利です。価格 3,300円 (送料込みのお得価格です)
アクセサリー
和装にも合うアクセサリーや小物の販売コーナー
和傘についての案内
和傘製作工程一部の紹介
和傘の骨作り行程について チョット触れてみます。
和傘が欲しいけど色々あってどれをえらんだら良いか判らないという方へのアドバイス。
日本製の和傘と中国製の和傘の見分け方ポイント
和傘と言っても近年は日本以外の国で作られた物もあります。違いを知らない人にも人にも判りやすい見分け方を紹介しています。
比較できるフォトアルバム
蛇の目傘にはいろいろな色が用意されています。何種類かの着物それぞれで傘を持ち替えて色の組み合わせの比べてみましょう
カッパの中の秘密
和傘のカッパの下はどうなっているのでしょうか。
和傘の注文は
以下のリンクからどうぞ。

こちらの必須項目をご記入いただいて送信すれば簡単に注文ができます。
各項目についてはご注文の手引きをご覧ください。
ご注意ください 在庫の確認のメールにお返事をいただいた時点で注文確定となりますので、その際には必ずメールをチェックしてお返事をいただかないと単なる問い合わせという取り扱いになる場合ありますので、ご注意ください。

岐阜の和傘は多くの職人さんの手による分業制で造られています。中村屋傘店も、この中の「つなぎ」と呼ばれる作業に携わっています。
細く細かい骨を糸で結びつけ傘の形を作っていく作業です。
蛇の目傘や番傘 踊り傘など骨の数に違いはあれど、すべての和傘に共通して必要な作業です。

〒500-8353
岐阜県岐阜市六条東 2-22 ヤマヤ2F
中村屋傘店工房 月夜観堂
電話の受付時間は午前9時半から午後7時までと成っております。
電話 090-1234-1694
FAX(事務所・工房ではありません ) 058-275-2409
お問合せはこちらまで